ベーシックアテンショントークン(BAT)の基本情報
| 項目 | 内容 | | --- | --- | | 名称 | ベーシックアテンショントークン(Basic Attention Token) | | ティッカー | BAT | | 発行上限 | 約15億BAT(1,500,000,000 BAT、ICO時に固定) | | 時価総額目安 | 約$150〜200M(2026年4月時点・市況により変動) | | ローンチ年 | 2017年(ICO) | | ブロックチェーン | Ethereum(ERC-20) | | 主要ユースケース | プライバシー型Web広告報酬、Braveクリエイターへのチップ、Brave Web3サービス決済 | | 関連プロダクト | Braveブラウザ/Brave Search/Brave Wallet/Brave Leo(AIアシスタント) | | 公式サイト | https://basicattentiontoken.org/ |
ベーシックアテンショントークン(BAT)は、JavaScript発案者でMozilla共同創業者の Brendan Eich が立ち上げた Brave Software が開発・運営する、デジタル広告のエコシステムを支えるトークンです。広告主・出版社・ユーザー・クリエイターを結び、ユーザーが「自分の注意(attention)」の対価としてBATを受け取る、Web2広告の構造を根本から変えるアプローチで知られます。
ベーシックアテンショントークン(BAT)とは|どんな仮想通貨か
BATは、プライバシー特化型ブラウザ Brave に組み込まれた「Brave Rewards」の中核トークンです。Braveユーザーは標準でトラッキング広告をブロックされる代わりに、希望すればプライバシー保護型のBrave Adsを視聴し、その対価としてBATを獲得できます。広告主はBATで広告枠を購入し、ユーザーとパブリッシャー(出版社・クリエイター)にBATが分配される仕組みです。
2025〜2026年は Brave Roadmap 3.0 によりBATのオンチェーン化が加速。Brave Rewards 3.0 Partner ProgramによりBATのユーティリティをWeb3エコシステム全体に広げる動きが進行しています。Braveブラウザ自体もMAU約110M、DAU約42Mと急成長しており、BAT利用者基盤の拡大は構造的に続いています。
ベーシックアテンショントークンの特徴
Braveブラウザの広告経済を支えるユーティリティ
BATはBraveブラウザのプライバシー保護型広告システム「Brave Ads」の決済通貨として機能します。広告主はBATで広告を出稿し、ユーザーは広告視聴の対価としてBATを獲得、クリエイターへのチップにも利用可能です。
プライバシーファーストの広告モデル
Braveの広告はユーザーのデバイス上でマッチングされ、個人データを外部に送信しません。GDPR・CCPAなど世界的なプライバシー規制が強化される中、構造的に追い風が続く設計です。
Brave Searchとの連動
2021年に開始されたBrave Searchは独自インデックスベースの検索エンジンで、Brave Search Ads経由で広告収益を生み出しBATエコシステムにも還元される構造です。月間1.6Bクエリ、1日1,500万件以上のAI回答を生成するレベルまで成長しています。
Brave Leo(AIアシスタント)との統合
組み込みAIアシスタント「Brave Leo」が拡張中で、AIエージェント時代のWebブラウジングに対応する設計です。AI活用が進むほど広告と検索の構造変化が起き、BATの新たなユーティリティ拡張余地が生まれます。
BAT Roadmap 3.0とオンチェーン化
2025年からの「BAT Roadmap 3.0」では、これまでオフチェーン中心だった報酬・パートナー関係を段階的にオンチェーン化する方針が打ち出されています。これにより透明性・流動性が向上し、Web3エコシステム全体とのインターオペラビリティが高まる見込みです。
ベーシックアテンショントークンのこれまでの歩み
2017年: ICOと記録的調達
2017年5月、わずか30秒で約3,500万ドルを調達するICOを実施。当時最大規模のICOとして大きな話題を集め、ブラウザを軸にした暗号資産プロジェクトの先駆けとなりました。
2018〜2019年: BraveブラウザとBrave Rewardsローンチ
Braveブラウザv1.0を正式ローンチ、続いてBrave Rewardsを実装。ユーザーが広告を見てBATを獲得する仕組みが本格的に稼働を開始しました。
2021年: 高値とBrave Search発足
暗号資産全体のブームでBATは一時 $1.9 を超える歴史的高値を記録。同年Brave Searchのβ版が公開され、検索・広告・ブラウザを統合する体制が整い始めました。
2023〜2024年: Brave Wallet・Leo展開
組み込み暗号資産ウォレット「Brave Wallet」と組み込みAIアシスタント「Brave Leo」が拡充。Web3+AI+プライバシーの統合プラットフォームとしての位置づけを強化しました。
2025〜2026年: BAT Roadmap 3.0/110M MAU達成/Brave Games
2025年10月にBraveブラウザMAU 100M超を発表、Brave Searchが月間1.6Bクエリに到達。2025年からのBAT Roadmap 3.0でオンチェーン化を加速し、2026年2月にはMythical GamesやFanonと共同で「Brave Games」を開始しました。
ベーシックアテンショントークンの直近3か月の価格推移
以下は2026年1〜3月の概算推移です(複数ソースの観測値・予測を平準化したレンジ表示。執筆時点での暫定値で、最新は公式サイトやチャートでご確認ください)。
| 月 | 高値(USD) | 安値(USD) | 終値目安 | 主な材料 | | --- | --- | --- | --- | --- | | 2026年1月 | 約$0.13 | 約$0.10 | 約$0.12 | 年初の地合い/Brave Games発表前期待 | | 2026年2月 | 約$0.12 | 約$0.10 | 約$0.118 | Brave Games稼働/Roadmap 3.0進展 | | 2026年3月 | 約$0.12 | 約$0.09 | 約$0.10 | アルト全般の調整/Q2控え |
Q1全体としては $0.09〜$0.13 のレンジで推移し、Brave Games・BAT Roadmap 3.0の進展とアルト全体の地合いが綱引きする展開でした。最新の価格はbitbank公式チャートやCoinMarketCapなどでご確認ください。
ベーシックアテンショントークンの今後の見通し・将来性
Braveブラウザのユーザー基盤拡大
Braveは2025年10月時点でMAU約110M、DAU約42Mを突破しており、ChromeやSafariに次ぐ存在感を獲得しつつあります。広告ベースのユーティリティトークンであるBATにとって、ユーザー基盤の拡大は需要の構造的な押し上げ要因です。
Brave SearchとAI連携の急成長
Brave Searchは月間1.6Bクエリ、Brave Search APIはSnowflakeなど企業向けAIツールとも統合され、Cortex CodeやCortex Agentsの裏側として利用されています。AI時代の検索インフラとして地位を確立すれば、BATの広告・検索エコシステムへの還流も加速します。
BAT Roadmap 3.0のオンチェーン化
2025年から段階的に進むBATのオンチェーン化は、透明性・コンポーザビリティ・流動性の向上をもたらします。DeFi・NFT・他のWeb3サービスとの接続が増えれば、BATの利用シーンは現状の広告配信から大きく拡張する可能性があります。
Brave GamesとWeb3エンタメ展開
2026年2月開始のBrave Games(Mythical Games・Fanon・Midnight Network連携)は、ゲーミング領域にBATユーティリティを広げる試みです。コミュニティ参加型イベントが定常化すれば、BAT保有モチベーションの新たな源泉となります。
ベーシックアテンショントークンのテクニカル分析|短期と長期
価格予想は絶対ではありません。以下は執筆時点(2026年4月)の参考的な見方であり、実際の投資判断は最新の市況とご自身のリスク許容度に基づいて行ってください。
短期(数週間〜数か月)の見通し
短期では $0.08〜$0.18 のレンジ推移が想定されます。Brave Roadmap 3.0進展やBrave Search APIの企業導入ニュースがあれば上方向に振れる可能性があります。逆にアルト全般のリスクオフ局面では下値を試す展開も考えられます。
長期(1〜3年)の見通し
長期では、Braveブラウザのさらなるユーザー拡大、Brave SearchのAI時代インフラ化、BATオンチェーン化の浸透が進めば $0.30〜$0.80 程度のレンジで再評価される可能性があります。ただし、Web2広告プラットフォーム(Google等)との競争、プライバシー規制の進展、トークン需給管理が条件です。
ベーシックアテンショントークンを取り扱う国内主要取引所
以下は国内でBATを取扱している主要取引所です(執筆時点の情報。最新は各社公式サイトでご確認ください)。
GMOコイン(ジーエムオーコイン)
国内最多クラスの取扱銘柄数と入出金・送金手数料無料が特徴の大手取引所です。BATも販売所・取引所形式で購入可能です。詳細は GMOコインレビュー記事 をご参照ください。
bitFlyer(ビットフライヤー)
国内屈指のセキュリティ評価とビットコイン取引量を誇る大手取引所です。販売所形式でBATを購入でき、1円単位の少額取引が可能です。詳細は bitFlyerレビュー記事 をご参照ください。
bitbank(ビットバンク)
取引所板のメイカー手数料優遇が特徴で、BAT/JPYの板取引が利用できます。アルトコイン取引の中核として利用するユーザーが多い取引所です。詳細は bitbankレビュー記事 をご覧ください。
BitTrade(ビットトレード)
旧Huobi Japanの後継で、HTグループ系銘柄を含む幅広いラインナップが特徴です。BATも円建てで購入できます。詳細は BitTradeレビュー記事 をご参照ください。
Coincheck(コインチェック)
国内ダウンロード数トップクラスのアプリでスマホからシンプルにBAT購入が可能です。初心者にも扱いやすい取引所です。詳細は Coincheckレビュー記事 をご覧ください。
BITPOINT(ビットポイント)
各種手数料無料と独自銘柄の取扱で知られる取引所です。BATも円建てで購入でき、長期保有目的のユーザーにも人気です。詳細は BITPOINTレビュー記事 をご参照ください。
ベーシックアテンショントークンの買い方・投資方法
国内取引所を使ったBAT購入の基本ステップは以下の通りです。
- 口座開設: GMOコイン / bitFlyer / bitbank / BitTrade / Coincheck / BITPOINT のいずれかで本人確認(eKYC)を完了させます。最短即日で口座開設可能です。
- 入金: 銀行振込またはクイック入金で日本円を入金します。各社の入金手数料・反映時間を事前に確認しましょう。
- BATの購入: 取引所板(BAT/JPY)または販売所でBATを購入します。スプレッドや手数料を比較し、ロットが大きい場合は取引所板を優先するのが基本です。
- 保管・活用: 短期トレード目的なら取引所、長期保有なら自己管理ウォレット(MetaMask、Brave Walletなど)への送金を検討します。Braveブラウザを使えば、Brave Rewardsの広告視聴で追加BATを獲得することも可能です。
- 継続管理: Brave公式ブログのRoadmap 3.0進展、Brave Search・Leoのアップデート情報をフォローし、必要に応じてリバランス。利益確定・損切りラインは事前に決めておくのが安全です。
ベーシックアテンショントークンに関するよくある質問(FAQ)
Q1. BATは今買うべきですか?
BraveブラウザのMAU110M超えやBrave Search APIの急成長は構造的にポジティブですが、BATの価格はWeb3広告・暗号資産市況全般のセンチメントに影響されます。最新のオンチェーン指標やBraveユーザー成長指標を確認し、余剰資金の範囲で投資するのが現実的です。最新の市況は執筆時点(2026年4月)以降変動します。
Q2. BATはオワコンと言われる理由は?
2021年高値(約$1.9)から大幅下落していること、Web3広告市場全体の成長が暗号資産バブル期ほどには加速しなかったこと、競合(Google・Meta等のWeb2広告プラットフォーム)が依然として圧倒的に強いことなどが背景です。一方でBraveブラウザのユーザー基盤拡大、Brave Search・AI機能の急成長、BAT Roadmap 3.0のオンチェーン化など、ファンダメンタルズは前進しています。
Q3. BATはどこで買えますか?
国内ではGMOコイン、bitFlyer、bitbank、BitTrade、Coincheck、BITPOINTの6社で取扱があります。海外ではBinance、Coinbase、Kraken、OKXなど主要グローバル取引所で広く取扱されています。日本人投資家は円建てアクセスのある国内取引所からの購入が便利です。
Q4. BraveブラウザでBATを獲得する方法は?
Braveブラウザに搭載されているBrave Rewardsを有効化すると、プライバシー保護型の広告を視聴することでBATを獲得できます。獲得したBATは提携ウォレット(Geminiなど)に引き出せるほか、対応クリエイターへのチップや、Brave内サービスでの支払いに使えます。
Q5. BATの最新情報はどこで確認できますか?
公式サイト(basicattentiontoken.org)、Brave公式ブログ、Brave公式X(旧Twitter)、CoinMarketCap、CoinGeckoなどが基本の確認ルートです。価格・チャートはbitbank公式チャートやTradingView、ロードマップやAI関連はBrave Blogが参考になります。
ベーシックアテンショントークンの今後の見通しまとめ
- ベーシックアテンショントークン(BAT)はBraveブラウザの広告経済を支えるユーティリティトークンで、プライバシー型Web広告の代表銘柄。
- BraveブラウザはMAU約110M、DAU約42Mに拡大し、Brave Searchは月間1.6Bクエリを処理する規模に成長。
- BAT Roadmap 3.0でオンチェーン化を加速、Brave Rewards 3.0 Partner ProgramでWeb3全域にユーティリティを拡張。
- 2026年Q1価格は$0.09〜$0.13のレンジで推移し、Brave GamesやBrave Search進展が下支え。
- 国内ではGMOコイン、bitFlyer、bitbank、BitTrade、Coincheck、BITPOINTの6社で取扱があり、円建てアクセスは厚い。
- 長期的にはBraveユーザー基盤拡大、Brave SearchのAIインフラ化、BATオンチェーン化の浸透が成長ドライバー。
- リスクはWeb2広告プラットフォームとの競争、プライバシー規制の進展、トークン需給管理。
- 投資判断は最新の市況・ご自身のリスク許容度を踏まえ、余剰資金の範囲で行ってください。本記事は投資助言ではありません。
