ビットコイン、月足の連敗をいったん止める
ビットコイン(BTC)は3月を約68,000ドルで終え、5カ月続いた月足ベースの下落を止めました。Cointelegraphは、これが2018年以来の長い連敗局面を抜ける動きだと伝えています。直近の値動きだけを見ると、相場の方向感が一気に改善したとは言い切れませんが、少なくとも月次では下げ止まりの形が確認された格好です。
4月に意識されるのは70,000〜72,000ドル帯
記事では、4月に注目すべき価格帯として、70,000〜72,000ドルの抵抗帯が挙げられています。ここには50日移動平均線や、過去に売り圧力が意識されやすかった価格帯が重なっており、短期的な戻り局面でも上値を抑えやすい水準として見られています。上抜けた場合は76,000ドル付近、さらに80,000ドルの心理的節目が次の意識帯になると整理されています。
下値では68,300ドル前後と59,400ドル前後が焦点
一方、下値では200週EMAの68,300ドル前後、200週SMAの59,400ドル前後が重要な水準として示されています。さらに下では、実現価格の54,000ドル付近が大きな節目とされており、相場の強弱を見る際の参考点になっています。ここで重要なのは、これらの水準が「予想」を示すものではなく、過去の価格推移や市場参加者のコストを反映した観測ポイントだという点です。
4月は統計上、値動きが大きくなりやすい月
Cointelegraphの記事は、ビットコインの4月が過去に強弱どちらにも振れやすかった点にも触れています。2013年以降の月次データでは、4月が上昇した年もあれば、3月の反動で下落した年もあり、単純な季節性だけで相場を判断しにくいことが分かります。つまり、3月の月足反発はひとつの材料ではあるものの、4月の値動きを保証するものではありません。
直近の相場観は「レンジ継続」を想定する見方も
同じCointelegraphの別記事でも、3月時点では70,000ドルや72,000ドルが上値を抑える構図として意識されていました。こうした状況を踏まえると、4月もすぐに一方向へ抜けるというより、重要な抵抗帯とサポート帯のあいだで神経質な値動きが続く可能性があります。短期トレーダーにとっては、月足の転換よりも、まずは週足・日足でどの水準を維持できるかが焦点になりそうです。
まとめ
3月のビットコインは、月足で見ると5カ月連続安を止める形になりました。ただし、4月の焦点は「反発が続くか」ではなく、70,000〜72,000ドル帯を含む上値抵抗をどこまで試せるか、そして下値の主要サポートを維持できるかにあります。月次の転換シグナルは出た一方で、相場全体はなお重要な節目の近くで推移している状況です。
